副詞・形容詞
副詞・形容詞
形容詞について
            
1 形容詞の位置
■ 形容詞は常に 名詞の直前にくるわけではない。<形容詞+名詞> は多いが・・
both half all などは 定冠詞・指示代名詞・人称代名詞の所有格の前に置かれる。
また what such は 不定冠詞の前に置かれる。
さらに how , too, so, as などを伴う形容詞も不定冠詞の前に置かれる。
Both his hands are dirty.
We had such a wonderful time. (とても楽しかったです)
This is too hard a law for us.
(これは私どもには過酷すぎる法律です)
■ 形容詞が修飾する 語の後ろにつくことがある。
<修飾される語 + 形容詞 >
上記のようになる場合、
○ -thingを修飾する場合
○ 長い修飾語を伴う場合
○ 形容詞が重なる場合
○ いくつかの慣用的表現の場合など
something cold to drink (何か冷たい飲み物)
He gave me a book, both intersting and instructive.
(彼は 私に面白いと同時に ためになる本をくれた)
2 構文に注意すべき形容詞
■ possible,  impossible,  neccessary ,  important などは It ~ that ・・ or   It ~ for ・・ to -- の構文をとる
              ■ difficult, inconvenient,  convenient などは 
              It ~ for to -- の構文のみをとる。
              ▲ It is neccessary that you (should) keep the law.
              ▲ It is neccessary for you to keep the law.
              ▲ You are neccessary to keep the law.  (不可☓)
                  ____________________________________
                
▲ It is difficult for me to do the work.
              ▲ It is difficult that I should do the work. (不可☓)
              ▲ I am difficult to do the work. (不可☓)
                ____________________________________
              ■ able  unable は 人主構文をとるが、possible は同構文をとることはできない。
▲ She is able to speak French.
              ▲ She is possible to speak French.(不可☓)
3 (a) little と (a) few
a little, a few は肯定の意味、 little, fwe は否定の意味をもつ。
____________________________________
              ▲ We have a little money. (私は 少しお金がある)
              ▲ We have little money. (お金がほとんどない)
               
              ▲ I have a few friends. (私には友人が少しいる)
              ▲ I have few friends.  (私には 友人がほとんどいない)
4 不完全自動詞と補語
不完全自動詞の補語として、形容詞が用いられる時がある。このときには 副詞を誤用しないように注意が必要である。
               He looks sad.  (☓sadly)
              (彼は悲しそうです)
 This rose smells sweet. (☓ sweetly)
               (このバラは 甘い香りがする)
              類語 keep silent (黙っている) stand motionless (じっと立っている) die rich (金持ちでなくなる)など
              ※ 不完全自動詞・・・主 語と動詞だけでは文が成り立たず、必ず補 語として形容詞あるいは名詞を必要とする一群の動詞のことです。
              不完全自動詞では、「S(主語)=C(補語)」の関係が成り立っています。
              動詞例 remain、  keep  turn   smell    look    prove
              appear   feel    sound  seem  など  
副詞について
            
1 副詞の語順
■ 頻度を表す副詞の位置は 
              一般動詞の前 、 
              be 動詞・助動詞の後ろにくるのが原則。
              He usually goes to school by bus. (一般動詞の前)
              I have often met her. (助動詞の後ろ)
■ 2つ以上の副詞(句)の語順は、「場所(方向)+態様+時」になるのが普通です。 
              ■ 同種の副詞または副詞句が2つ以上ある場合には 小さな単位を先に書き、大きな単位を後ろに書くのが規則です。
              
            
2 全面否定と部分否定
A 全面否定  B 部分否定
              全面否定と部分否定を区別して理解しなければいけない。
              ▲ Neither of them is alive. (彼らのどちらも生きていない)
              ▲ Not both of them are alive. (両方とも生きていない)
nowhere ⇔ not everywhere   
              not ~ any ⇔not ~ all
              none of them ⇔ all of them
3 already と yet once と ever too と ever
already,  once は 肯定文に yet は 否定・疑問文に用いられ、 ever は 否定・疑問文・条件に使うのが原則で す。
              too は肯定文、either は否定文に使われます。
              ▲ The train has already arrived. 
              ▲ Has the train arrived yet ? (もうつきましたか)
              ※ Has he started already? (驚きを表すので本来の肯定文ではなく 疑問文に使われるという例外と考えられます)
              ▲ I have met her once. (私は彼女に1度会ったことがある)
              ▲ Nobody ever played the piano better. (これほどうまくピアノを引いた人はいない)
              ▲ He will go there, too. (彼もそこへ行くだろう)
              ▲ He won't go there, either. (彼もそこへいかないだろう)
            
4 very と much
              
            very は 形容詞、副詞の原級、現在分詞 、形容詞化した過去分詞につく。 much は 形容詞、副詞の比較級、動詞に用いる。
▲ a very surprising event (とても意外な出来事) 現在分詞
▲ He was much surprised at the news. (過去分詞)
※ 疲れたという意味の tired には very を用い、pleased には very,much のいずれを用いても良い。また afraid には very または very much を用いる。
5 yes と No
Yes No が 単純に はい~ いいえ~ と訳せない場合。※(それぞれ反対に訳したほうがいい場合がある=否定形で問われた場合)
▲ "Don't you like to see her?"(彼女に会いたくないのかい?)
"Yes, I do" "No, I don't"
(いいえ 会いたいです) (はい、会いたくありません)
※ Do you mind opening the window?
(窓をかけてくださいませんか)
"No not at all" (はい いいですとも)
mind は 気にするという否定的な嫌がる というニュアンスがあるため 否定文的に捉えられる。 ですから mind(=気にする) "しない"という意味で Noではじめ る
6 So I do, と So do I
do が主語の後ろにあるときには、「は い、そのとおりです」という意味になる。 do が 主語の前にあるときには 「~ に」という意味になります。
▲ You play the violin; so do I.(あなたはバイオリンを引くが、私もそうで す)
▲ "He is kind" " So he is."
(かれは やさしい。)(はい、そのおとりです。)